このページは運赤SEを見終わった人向けのネタバレ解説になります。まだ内容を見ていないという方は回れ右!(自己責任でお読みください)


この先二百由旬↓

SE2から変わっていく運命の赤い瞳

「レイの私服どうしよう」から始まった


タイトル通りです(笑)本家の作品からずっと思っていたことですが、レイは本編で私服描写がありません。本作で出てくるレイの服装をどうしようかと思ったことが制作の上で最初の壁でした。
レイはミネルバを降りるシーンがまずない→私服がない→記憶喪失状態で軍服、ノーマルスーツだと不都合がある→本作オリジナル設定で行こう!…と、考えた結果、本作ではレイは終始指揮者服を着てもらうことにしました。実はコレは雑誌掲載時のレイのイメージ衣装が元ネタで、そちらをういらあくるさんにアレンジしてもらったものが今作のレイのデザインになります。実は私服もDVDのスペシャルエディションのED3で描写されているのですが、ファフナーの皆城総士とおしゃれ具合を争えるほどの特徴的なものだったので(白チノパンツにノースリーブ黒シャツ。実はコレ、駄菓子のおまけでシンも似たような服装があったりする)、挿絵や表紙に落とし込むと非常に「浮く」と判断し、ボツに……
劇中では青娥の趣味で着せているとことにしていますが、それ以前はどんな格好だったんだろう。全裸?(笑)

神霊廟や輝針城が終わっている設定なので妖夢はいわゆる「男を知った」版。幽々子の周りの幽霊は原作準拠の描写。


白銀の亡霊、レイとザク


リジェネス、地球軍三馬鹿はまだしも、プロヴィデンスザク・ファントムは完全な本作オリジナルMSになります。レイとザクは種運命をご存知ならすぐ分かる前半の組み合わせですが、この作品では力不足だと思い、独自の設定を引っさげて参戦してきました。機体本体の兵装一覧が完全なインファイト偏重になっているのにも理由があり、「記憶をなくし、性格すら変わっているレイに正確無比な射撃ができるのか?」と考え、にとりの作業場からのデータを元に、槍と大剣で戦う武闘派ザクが出来上がりました。ドラグーンとライフルに射撃能力を依存していますが、河童独自の改造を施されたこの機体は、下手をすればリジェネスよりも強いかもしれない……それでも苦戦するシーンが有ったりするのは、レイの不慣れな操縦と、初陣ということが理由です。

今回の目次ページ用に撮影したデスティニーインパルスR。エクスカリバー改の延伸機構はMGのギミックが元ネタです。


レイの本来の性格とは


動画版でもSE版でも記憶がないレイの性格は独自の方向に突っ走っています。動画版では天子にチョップしたり胸について触れたり、SE版では子供っぽい見た目の妖夢に対しからかってみたりと、やや軽めの性格になっていると思います。これは人間味を演出する上で取り入れてみた要素でした。記憶が戻ってからのレイはクールで落ち着いた感じを心がけていますが、記憶をなくして全くの異世界で過ごしていたら、いくら生来の性格があってもこんな具合に変貌するんじゃないか……と判断し、性格周りを意図的に考えています。また、レイが絡む話はシンやキラ以上に話が暗くなりがちなので、雰囲気を和らげるために性格を明るめにした理由もあります。今後どうなっていくのか、続きの物語でお確かめください。


歳上なのに後輩キャラ、妖夢


歳上も何も白玉楼サイドに入ったレイの周りは、桁違いの寿命持ちです。(幽々子といった亡霊が年を取るのかはさておいて)もちろん、寿命の違いがあるので異種同士で歳上と見るのもおかしな話かもしれませんが、レイのおかれた環境は見方を変えれば「超弩級のおねショタ状態」にも見えるかもしれません。
妖夢は何十年と生きているのですが、レイの態度に押されて瞬く間に後輩っぽいキャラに。実は妖夢は動画版でも20話程度から出る予定でしたが、花映塚組の参戦でなかったことになりました。動画版のレイが天子たちと行動しているのはこのあたりの事情があります。
天子や衣玖も本作で(出来れば)出していく方向なので乞うご期待。


青娥お姉さん?幽々子お姉さん?


書き終わったあとで見てみると、レイを含めてSE版白玉楼組は奇妙な家族に見えたりします。レイが長男だとしたら、妹っぽいのが妖夢で、姉か保護者っぽいのが幽々子と青娥になるからです。(精神的にも肉体的にもほぼ横並びとなるシン側とは対照的)
青娥の挿絵のシーンであくるさんに「このシーンお母さんっぽく」みたいな感じで注釈を入れましたが、今の段階だと青娥にとってレイは自分が持っている『力』の一つでしか無いのかなーって思ったりします。芳佳の名前を出したりと、神霊廟組も出せるキャラは今後出していきたいと思っています。
そして表紙でおみ足を披露している幽々子様、本作ではあまり出番はありませんでしたが、要所要所で活躍をしていると思います。


幽々子の過去は解決済み?


本作で富士見の娘と言われて平然としていますが、運命の赤い瞳SEでは基本的に東方側も原作終了後みたいに、「キャラに関わる重要なイベントは終了or理解済み」という風に設定しているキャラが幾つかいます。幽々子もその一人で、西行妖、紫との馴れ初めといった運赤の本筋にかかわらない要素は省略していく方向です。「過去に自分のことに向き合えたのかな?」とでも思っておいてください。都市伝説異変まで東方側の時代が進んでいるのも本作オリジナルの展開で既存のキャラを出すために舞台を設定した結果です。誰が今後出るのかは、お楽しみに。


悪の三兵器の蹂躙


オルガたちが記憶を操作されて本書にて登場しました。カーボンヒューマンの設定も考えましたが、「都合が良すぎる設定」は余り好きじゃないのもあり、肉体改造を施されて登場という形となりました。シンやレイが三人と戦うシーンについては、連ザ2PLUSのミッションからひらめいた経緯があります(なんとシンに専用セリフがある)
戦闘シーンは……かなり大変でした。特に地球軍三機はコンセプトがほとんど同じ武器が多すぎて、書き始めた時全部使い切れないと判断していました。(結果的にほぼ全部使いましたが)書き終えた後、リジェネスの武器がシンプルであることにとても感謝しました…(増加兵装はウルフスベインぐらい)武器は多ければいいってもんじゃない。


今回も登場、悪いキツネ


動画版で出てきたフォックストロットがSE版にも登場しました。相も変わらず戦闘要員でもないのにシンを追い詰めようとする彼は、今作でもやりたい放題やっています。幻想郷では強力な妖怪がいるので派手なことをすればすぐに殺されそうかもしれませんが、そこはコズミック・イラ譲りの高度な知恵でギリギリ免れるようにしているみたいです。といっても首の皮一枚かもしれませんが……今後どうなるのかは、次の刊にてご確認ください。