意欲的な可能性を盛り込んだ3巻目

動画版で実現できなかった物語


SE3は全5巻の物語となる「運命の赤い瞳SE」の中において、最も『つなぎ』の意味合いが強いストーリーになりました。シンとレイが出揃い、動画版では少しだけでたオリジナル敵勢力も本格参戦。主人公の早苗さんもシリアスな展開で苦しい展開に立たされました。1巻と2巻では比較的平和で明るい雰囲気の中を過ごすシーンが多かったですが、本作ではダークで張り詰めた展開が多くなりました。それでありながら、東方の作品の色が強めに出ているので、この作品独自の空気が色濃く出ていると思います。


飛翔、デスティニーインパルス


動画版ではまっさきに登場させたかった幻の機体、デスティニーインパルスガンダムが少しだけ独自設定を添えて登場です。本作においては2巻のデスティニーインパルスRを改良した結果、先祖返りを引き起こした設定となり、デスティニーに次ぐハイエンド機体となっております。河童脅威の技術力。
しかしながら本作では苦戦が目立ってしまいました。本領発揮は次回に持ち越しとなります。


天使なツンデレっ子、天子


実は天子は動画版初期プロットにも存在しない、『本来登場しないキャラ』でした。妖夢と幽々子の登場が予定通りSEでは進んでいるので、天子は出ないまま終わるのかなとも思いましたが……レイに対して生意気言える子供っぽいキャラが他にいないということもあり(レイにツンデレな子供ポジションで関われるキャラで天子以上の適任者がいなかった)、再登場してもらいました。ちょうど書いていた同時期に天子が黄昏フロンティアのアクションゲーム作品で復活したときは「なんの冗談だ!?」と思ったものです。偶然って怖い。


神霊廟組(+こころ)は没になった動画版からのネタ再利用


実は運命の赤い瞳の動画版は全部終わった後ももう少し続くつもりでした。しかし、非常に多忙になってしまったため、その構想はボツに。神霊廟組はその後日談で出す予定のキャラでした。
今作では早苗さんにスポットを当てた物語のため、レイ側のキャラの出番が薄めになったかもしれません。しかし、いずれのシーンに置いても賑やかしではなく、意味があるものとして書いています。最終巻まで呼んでくださればその意味もわかるのではないかと思います。


ずっと書く機会が欲しかった水中戦


実はアニメ種運命でシンの水中戦はありません。(アビス倒した後に水に沈んだ程度。レイとルナはアビス相手にやって一蹴されている)漫画版ではあったりします。
ですが、前作SEEDのキラほどではなく、どうしてもあっさりしたイメージが強かったので、今作では思いっきりやりました。ビーム兵器ばかりのデスティニーインパルスが水の中に入ればどうなるのかは今作で書ききれたと思います。


夢のスーパーロボットvsリアルロボット


非想天則が敵となって大暴れしました。おそらく再登場はないので、好き放題暴れさせました。
描写のモデルが某光子力を使いそうなアレなのですが、実際に戦っても基本的にMSは不利だと思うので、苦戦する戦いにさせました。

さらに言えば、1巻で退場したあのヒロインを再登場させるための敵だったりもします。もう見てくれた方ならわかりますよね、そのヒロイン。